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2023年「一万円選書」10月2日募集開始!!岩田徹さんの選ぶ力について知りたい方は本「一万円選書」を読んでみて


本「一万円選書」(著:岩田徹)を手にしたきっかけは本屋でした。一万円という金額に驚きながら手にし、ページをパラパラとめくりながら自分の経験を振り返えりました。

一万円分の本を一度に購入するなんてこと、したことあったっけ?
いやいや、ない、ない…。
そしてそもそも一万円分の自分にあった「これっ」という本を選べる力があるか?
ない、ない、ない。あるわけない…と思いました。

とすると、この岩田さんという方はどうやって本を選んでいるのか、またどんな本を選ぶのかに興味が湧き読むことにしました。

目次

それではまず、「一万円選書」サービスについて説明したいと思います。

「一万円選書」サービスとは?

これは、もう有名ですね。北海道砂川にある「いわた書店」の店主があなたのためだけにおすすめする本を約一万円分選んで届けてくれるサービスです。
今や大盛況で抽選で選ばれないとこのサービスは受けられません。

いわた書店さんの一万円選書の流れは以下の通りです。

①一万円選書に応募する

②当選の連絡と共にカルテが添付されており、カルテを記入して返信

③選書カルテ(アンケート)をもとに岩田さんが選書
(例)お仕事 最近気になるニュースなど

④見積もり金額を確認して入金後に発送

という流れですが、私はまだ当選していません(笑)
本には、ご夫婦とも(年度は別)当選されている方もいると書かれているのに…。(笑)
またこのサービスが生まれるたきっかけも面白いです。

「一万円選書サービス」が生まれるきっかけ

居酒屋なら「今日のおススメはこれとこれです」とすぐに出てくる。おススメだけあって確かに旨い。だからお客はおススメを頼みたくなるし、おススメ目当てで常連も増えて繁盛する。しかし本屋には”おススメ”がない。どうして?

うーん。私なら出来る人がいないから…って終わりそうです。
また選書サービスをいっぱい色々な人にマネして欲しいと書かれていますが、マネするのが難しいんだって…。とも思いました。

なぜなら、何かを選ぶという行為って楽しさもありますが、難しさも感じませんか?
それも自分にあった「これっ」というものなんて、そう簡単に手に入りません。
失敗が続くと心が折れそうになりますし、失敗を許せる許容金額もあります。

その他にも人へのプレゼント選びの難しさや、逆にプレゼントをもらう側になった時に味わう微妙な気持ちも経験があると思います。

私ならそのような経験から、人の読みたい、知りたい本を選んでそれを商売として成り立たせるなんて発想は出来ません。

しかしこれを岩田さんは一万円という安くない金額をもらって選んでみせちゃう。
そのうえ、夫婦それぞれで応募したくなるような気持ちにさせちゃう。
それもカルテ(アンケート)という資料だけで希望者の読書歴や人柄、考え方を把握をして、そんなあなたにぜひ読んで欲しいと選書出来てしまう。
もぅプロ中のプロ、神業としか言えませんね。

またこの商売は、相手の立場に立って考えられる人という条件が必須です。
私は人を相手にする仕事をしていますが、対面でも相手の心を掴むことってすごく難しいと感じていますし、神経をすり減らす作業だとも思っています。
それをカルテだけでやってのけちゃう岩田さん、尊敬します。

そして選ぶという行為を通して選んだ人の人柄も分かりますね。
きっと岩田さんは良い人だろうなぁ。
本で紹介されている本(希望者の読書歴含む)も良い本盛りだくさんです。ぜひ。
現在Kindle Unlimited会員であれば、追加料金なしで読めます。

そして今年度の一万円選書の募集もはじまります。

2023年「一万円選書」の募集

応募期間は、2023年10月2日~10月9日までです。詳細は以下のYouTubeをどうぞ。
嬉しい変更点もありますよ!!
この声は岩田さんの娘さんかな!?

一万円選書募集内容の変更あり! - YouTube
応募しまーす!!
当選しますように☆彡