サラッと一気読みが出来た本でした。
しかし最近、表紙とタイトルが変更されていてビックリ(@ ̄□ ̄@;)!!
時代の流れを本屋で感じました。
私がこの本を読んだ時は、タイトルは「ニキ」でした。
この本は、第九回ポプラ社新人賞受賞作です。
受賞時のタイトルは、『Bとの邂逅(かいこう)』でした。
その時のタイトル変更の様子が、以下のブログに詳細に書かれていておもしろいので、ぜひ。
さぁ、それではタイトルの本題です。
主人公の田井中広一君に対するいじめ、なかなかですよねーーー。
読んだ方はそう思いませんでしたか?
私は本を読みながら
これってもっと安全に証拠集めが出来ないものかなぁ
と思ってしまいました。
よって、私なりに思いついた解決方法(証拠集めの仕方)をご紹介します。
あっ。ここからは、ネタバレがっつりです。
お気をつけを!!
それでは、はじめたいと思います。
ストーリーの後半で主人公は吉田君達からのいじめを録音していたことが書かれています。
それも、いじめにあっている、まさにその状況を何回も録音していました。
しかしその録音をしていた事が、吉田君達にバレてしまいました。
いつも無口な田井中君ですが、恐喝等の証拠となる証言を自ら吉田君から引き出し、それを録音したいと頑張ったため、逆にその頑張っている様子に吉田君が不審感を抱き身体検査をされてしまったんですね。
証言を自ら引き出すなんて、勇気ありますよね。
しかしこの行動は、危険度はかなり高いです。
普段は無口な田井中君が、話を聞き出すということは、不自然におしゃべりにならないといけません。
よって無理することなく安全に、かつ吉田君達がいじめ問題が浮き彫りになったときに言うであろう言い訳、「いじめではありません。僕たちは仲が良すぎるのでいじりがいじめに見えてしまっただけです。」等を封じる手はなかったのか。
結論、あったと思います。
私が目をつけたのは、ここ。
吉田君の発言です。(ニキのP266参照 注:「ニキ先生」ではありません)
「あのな、いじりっていうのは、相手が嫌がった瞬間に、いじめになんだよ。芸人の神であるマッチャンがそう言っている。つまり、お前のノリさえ良くなれば、これはいじりで済むわけ。お前が悪い」
はーい。吉田君アウトーーー!!
いじりといじめの違いをわざわざ説明してくれています。
相手が嫌がった瞬間にいじめ。
お前のノリさえよくなれば、いじりで済む。
ということは?
吉田君は現在田井中君が嫌がっていることを認識している。
そして、嫌がっていることをしている僕の行為はいじめである。
めっちゃ、わかってんじゃん。吉田君。
全部自分で言ってくれていますね。
そしてこの時の吉田君は、上から目線で警戒心ゼロ。
よって、この吉田君の発言を録音ですね。あとは、せっかくいじめられている時の録音をとってあるので、この二つをセットにして教師のところに走る!
教師は各関係機関と連携をとる!
という流れになるのではないでしょうか。
ただこの吉田君の発言に対して田井中君は、ものすごいロジックだと感動すら覚えています…。
ちゃう、ちゃう。
五歳児のチコちゃんに怒られるぞぉーーー!
ボーッと生きてんじゃねーよ!
怖っ😱😱😱💥